世にも恐ろしい話~ちょっと長編~

今日 世にも恐ろしい出来事があった。


突然職場の科長に


「太陽の花にお姉さん就職した?」


太陽の花とは同じ法人の施設で


目と鼻の先にある。


もちろん混乱した。


姉からは聞いていないし


隠す必要もない。


とっさに思ったのは


その施設に移動になった先輩から聞いていた。


俺と同じ名前の看護師がいるということ。


「科長その人は違いますよ。あかの他人です」


そういうと科長が


「その人がうちの施設に太陽の花の施設長と

 施設見学に来てて

マンソン君の姉ですって施設長じきじきに

紹介されたんよ

聞いてないですよって言ったら

 マンソン君の姉を名乗る人が

 言ってないんで知らないと思いますって」


おかしい。


姉はそんな事を内緒にするような人ではない。


ただ同じ法人の施設のひとつだから


同じ法人とは知らなかったのかもしれない。


しかし施設長じきじきに案内するとは変だな。


まてよ姉は幼稚園の先生をしている。


大学を出たから介護の資格を持っているかもしれない。


でも転職するならそれらしい話が


俺の耳に入ってもおかしくはない。


「全く聞いてないです。科長」


もしそれが本当ならなんか恥ずかしい。


「どんな人でした?」


「スラーとしてて背が高い人!」


「う~ん?科長うちの姉ちゃんは背は高くないですよ

 ちょっと姉に聞いてみますね」


そういってその話は終わった。


しかし半信半疑のまま


昼休みに姉にLINEで


「今日うちの科長に聞いたんやけど

 太陽の花に就職した?

 突然言われてびっくりしたんやけど」


そう入れたがすぐには既読にはならず。


そのまま時は過ぎた。


姉ちゃんの就職のことなんて


すっかり忘れていた。


業務が終わりスマホを見ると


姉ちゃんからLINE。


「えっ!!知らんけど?!」


はっ!!じゃあ俺の姉と言っているのは誰なんだ!


かなり動揺した。


誰?!怖い!!


職場の人も何人か知っていたので


「うちの姉ちゃんじゃなかったんやけど!!」


というとみんな


「えっ!?えっ!?えっ!?だれ!?だれ!?」


って大騒ぎ!!


まあ1番大騒ぎしていたのは俺。


そりゃそうだろう。


どこの誰だか分からんやつが


名指しで俺の姉だというのだから。

 
そのことを科長にも報告。


科長も「えっ!?えっ!?なんで??マンソン君のお姉さんって

      本当に言いよったよ!!じゃ誰よ??」


みんなで落ち着いて推測してみると


「介護にマンションという人がいる。

  その人と間違ったんじゃない」


という話になった。


確かに時々マンション君と呼ばれて


振り向いてしまうことが何度もあった。


そうだそうに違いない。


そうであって欲しい。


いやそうでないとおかしい。


今日はたまたま出勤だったので


急いで聞きに行った。


「マンション君お姉さんいる?」


「えっ?いませんけど・・・」


『がびぃ~ん』


じゃあいったい誰なんだ!!


何だそいつはマジで怖い。


本当に生きている人間だろうなと思うほどに


わけの分からない出来事。


恐怖でしかない。


そうだ。


太陽の花にいいる先輩に


そいつの正体を暴いてもらおう。


そう思いLINEを送った。


「太陽の花に入った俺の姉を名乗る女は

 俺の姉ではありません。

 うちの施設に来て俺の姉だと名乗ったそうなんです」


ふと『そんな人は行ってきてないよ』


なんて言われたらどうしようなんて思いながら


この世に存在する生き物であって欲しいと


それだけを思い返事を待った。


そして先ほど返事が届いた。


「それ太陽の花におるマンソンさんの姉ばい

 ちょっと変わりもんやけね」


「・・・・・」


はっ!?太陽の花の施設長は


 何の目的があってうちの施設の科長に

  
何の面識もない

 
太陽の花のマンソンさんの姉だと


 紹介したのか?

  
太陽の花の施設長が俺のことを

  
知っているとも思えんし


 オチのくせがすごい。


そんな世にも恐ろしい話。

   




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